本にはいろいろな綴じ方法があり、その種類によって印刷工程・製本工程も変わってきます。
また、種類によって本の強度も違います。
大成バインダリーではそれぞれに適した製本方法をご提案いたします。
無線綴じ
無線綴じは最も多く、一般的な綴じ方法です。
ホットメルトと呼ばれる製本用糊を高温(180~200度)で溶かして、本文に表紙を接着させます。
このホットメルトという糊は、速乾性があり温度が下がると固まりますので強度もかなり高くなります。
見返しなどの加工をすると、更に強度は高くなります。
電話帳や教科書も、この綴じ方法で製本されています。厚みのある論文などを綴じるのに最適です。
中綴じ
中綴じはホットメルト等の糊は使用せずに、本文・表紙をホッチキスで綴じる方法です。
ホッチキスで数ヶ所とめているだけなので、強度は落ちます。
頁数の多い場合は中綴じ製本では綴じることができませんので、無線綴じ製本となります。
雑誌や取扱説明書などによく見られます。